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Nagayuki Tamura
甲板長 田村 長行
甲板長として、日々、船の安全な運航を担っています。具体的には、操縦に関わる船体の整備や、船の積荷の管理を担当する荷役などを行っています。
一日の仕事は、五島へ向かう船が出航する前の整備・点検から始まります。トラックなどの荷積み管理も大切な仕事です。船の運航は、天候に大きく左右されます。安全を第一に確保するために、気象状況を早期に予測して航海士としっかり協議の上、今日の運航プランを練っています。
船はその日のうちに折り返し運航で、長崎の港に戻ります。港に戻ったら、客室や車両、貨物を積み込む甲板を掃除して、明日の受け入れに備えます。その後、書類整理を終わらせたら一日の仕事の終了です。
五島の出身なので、小さな頃から島を出るには「船に乗るしかない」環境でした。そのため、船の仕事が身近にありました。
卒業後の就職も公務員として船関係の仕事に就きました。その時に、海技士免許や海上無線、小型船舶の免許を取得していたので、転職する際もこの経験を活かしたいと思っていました。もちろん、地元の五島に貢献したいという思いもありますね。
五島へ運航して、当日中に往復して長崎に戻る。実は、1日で出発地に戻れる仕事というのは、船舶関係の仕事ではとても稀です。海の上で何日か過ごすような仕事が多いため、とても魅力的な職場に感じました。
待遇や給料面でも、他の会社と比べて満足できる待遇でした。
自然を相手にしているので、一時も気が抜けない仕事です。大しけになりそうな時は、あらかじめ天候の変化を予測して、いかに事故がないように対策するかを検討します。船長をはじめ、スタッフみんなとのコミュニケーションが欠かせません。
積荷によって船の重量も変わるので、そうしたことも踏まえながら、あらゆる状況をシュミレーション。最悪な状況を想定しながら、もしもに備えています。
無事に事故なく目的地に着いて、お客様から「ありがとう」のお言葉をいただけるときが、一番やりがいを感じる時です。
一日の拘束時間は長いですが、五島へ着いてからは、長い休み時間もありますし、残業もほとんどありません。
しけの時は、船の運航に遅延することもありますが、それ以外は、毎日ほとんど決まった時間に終われます。月に9日の休みもしっかり取れるので、「4日働けば2日休み、5日働ければ3日休み」など、バランスよい仕事ができています。
引っ越しシーズンや、鮮魚・野菜の収穫が多い時は車両が多くなりますが、ほぼ時間通りに仕事は進みます。
もともとは、旅行や釣りが大好きなのですが、今は家を建てたばかりなので、自宅のD.I.Yに夢中です。コロナ中からじっくり時間をかけて計画してきた住まいなので、今は家で過ごす時間が一番の楽しみです。
趣味の旅行で遠くに出かけることも多くあります。九州内はもちろん、四国や京都など、有給を利用して出かけています。まだ、夫婦ふたりなので、子育て制度などは利用してはいませんが、いつかそういう機会が出来たら利用してみたいです。
今保有している資格の上級のものに挑戦したいと思います。そのためには勉強が必要ですが、航海中の休憩時間などを利用して、試験対策をしたいと思っています。
会社には、補助制度が設けられていて、資格取得の講習の受講なども積極的にサポートしてくれます。そうした制度も活用していきたいと思っています。
資格取得に挑戦できたり、有給もしっかり取れたり、仕事も自分のプライベート時間も充実できる職場です。船に関わる業界で、「その日のうちに家に帰れる」というのは、珍しい職場だと思います。ぜひ、挑戦してみてください。
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出社・運航準備
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